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ひまわりのキミ。

第15章 ひまわりのキミ。12

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―――


とうとう前半が終わった。


「ふぅー…疲れたよ…」

「ほんとに…」


接客業ってこんなに大変なんだね…。

疲れた~…。

私は椅子に座った。


「夏子着替えはー?」

「後にする~…」


今は動きたくないです…。

私、かなり運動不足じゃん…。


「はぁーーー…」


私はため息混りに一息ついた。


「ねぇっ!明日の後夜祭どうする?」

「え、何が?」


私が机にダレていると、クラスの女子のそんな言葉が聞こえてきた。


「後夜祭の最中、時計台で告白すると両思いになれるってやつ!」


え?


「あんまり知られてないジンクスらしいけど、今日先輩に教えてもらったんだ~」


そんなジンクスあったんだ…。

両思い、か…。

そこで結ばれた人達は、きっと今も幸せなんだろうな。

羨ましいよ…。


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