
「俺は、男だ!クソ野郎」
第5章 鬼ごっこ…?
「よーっし。話を元に戻す。じゃあ、これから鬼ごっこのルールを説明しよう」
すると、先生は
切り替えて、見覚えのあるボックスを
教卓の前に出した。
待て、嘘だろ…。
「鬼ごっこは、逃げる側と鬼がいるだろ?まず、それを今から決めたいと思う」
先生は、ニコッと笑いながら
あの怪しげなボックスを
得意気にバンバンと叩いた。
「まさか、またこれで決めるとか…」
「そのまさかだ」
先生は、俺の声が聞こえたのか、
すぐさま答える。
は?
あ、ありえない。
こんな決め方で決めるの
本当好きだよな、この学園。
俺がこーゆうの苦手なのを
分かっての嫌がらせにしか思えない。
