テキストサイズ

好きになっちゃだめッ!!

第9章 黒い影

『遥香お嬢様…海外で療養中だったんじゃ…』


体に遣えないのかと心配になる。

「そうだったんだけど、遥香も寂しいだろうと思ってね。体調も良くなってるみたいだし帰国させたんだ」


そうだったんだー…


でもそうだよね。
まだ幼いのに海外で1人ぼっちだなんて…寂しいよね。


ギュッと後ろから抱き締められる。


『ちょっ//セナ様ッ//』


セナ様の鼻が髪の毛に当たってくすぐったい。


「ふふっいい香り♪もう少しこうさせといて?」


そう言うと頭をスリスリとしてきて…


何だか可愛くて断れなくなった。


『もぅ…//少しの間だけですよ//』











ストーリーメニュー

TOPTOPへ