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高校生の恋愛事情(仮)

第2章 5年振りの再会

〜颯太サイド〜

なんで俺なんだよ! 葵みたいに飾るセンスないし祐樹みたいに飯作れるわけじゃないからこうなるのかよ…畜生、どうしたらいいんだよ…

〜屋上にて〜

和奏『あ、あの颯太君』
颯太『ん?』
和奏『うちのせいで怒ってる?』

でた、なんでも悪い方向に考えるこいつの悪い癖

颯太『全然怒ってない』
和奏『なら、気に障るようなことしちゃった?』

やっぱりなにも変わってない。本当に変わってない
でも、これを逆手にとってちょっとイジメよっかな笑

颯太『…した』
和奏『えっ!?…なにしちゃった?』

戸惑いながら俺に聞いてきた。
そこでなんて言うか考えてしまう
颯太『…』
和奏『ゴメン…』

颯太『謝るくらいなら気づけよ!らら』
和奏『!?』

怒ってるような口調をしながら昔の2人だけのあだ名で読んでみた。

和奏『ふうくん…?』
俺の幼馴染は相変わらずのバカっぷりだった

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