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ワタシの履歴

第35章 複雑②

洋平クンとは、メールを何通かやりとりした。

毎日、【おはよう】から【おやすみ】までメールがあった。

そのメールのやりとりの中で、彼女はいない、あの女の子は彼女ではない事が分かった。

そして、遊ぼうと何度も誘われていた。

この時、ちゃんとして特定の彼氏がいなかった私は、軽い気持ちで誘いを受けた。

とは言っても、めんどくさがりな私は、何度かは断ってはいたが。

でも、冬にホームゲレンデに滑りに来るのなら、仲良くなっといてもいいかなと思ったのだ。


数日後、昼過ぎに品川で待ち合わせをして、水族館へ行った。

夜は駅前にある、ガラス張りの3階にあるダイニングバーで食事をしながら飲んだ。

ここは、すごくオシャレなお店で、窓からは東京タワーも見える。

3階ではあったが、夜景もキレイに見渡せ、店内にはうるさいお客なんていなくて、雰囲気も良かった。

席は、中央部分には木とその枠と足がアンティーク調の鉄で出来た丸いテーブルに、椅子も同じ造りの物が5~6テーブルあり、奥にある通路の横には、3テーブル程、それぞれ違う雰囲気を持った半個室が並んでいた。

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