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ワタシの履歴

第32章 本音

慶太は困っていた。

「…う~ん…分かってるけど…」

「それと…私は慶太は異性として好きにはならない。もう…」

「…そっか…」

それから私は電話を切った。

慶太の事は好きだ。

でもそれは、友達として、だ。

彼氏に、とは考えられない。

今回の事で、そう思った…

例え付き合ったとしても、そのうちまた彼は他に好きな人が出来るかもしれない。

そして、私の事は恋じゃなくなっても、彼は別れずに優しい慶太を演じ続けて、その上できっとそのコともデートをするのだろう…

そんなの…私には無理だ。

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