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ワタシの履歴

第32章 本音

「そんなの、マンネリな時期の一時的な気の迷いだよ」

「違うよ…」

「じゃあ私は関係なくても、彼女と別れれば良かったじゃん」

「いや…やっぱトラウマ的なのがあって自分からは言えないんだ」

分かってる。

そんなの知ってた。

でも、そんな風に気持ちが無いまま付き合って抱き合ってたなんて、私には余計に傷つく事なんじゃないかと思った。

それでもいいって人も中には居ると思うけど…少なくとも私はされたら絶対にイヤだ。

気持ちが無いのに何年も付き合って…知った時、私は彼を憎みそうだし自分も嫌いになるし、トラウマになる位男性と付き合うのが難しくなるだろう…

例え付き合う人が出来たとしても、行動一つ一つにかなり疑い深くなると思うし、彼の愛情をも信用しなくなって、それによって長く付き合うのは無理になるだろう…

(と、この時は自分で思っていたのにー)

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