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ワタシの履歴

第32章 本音

さすがにマズイと思い、慶太を止める。

「ちょっと待ったっ!それはダメでしょっ」

「…ダメじゃないよ」

私は慶太の腕を押さえているが、酔っている力では意味がない。

「ちょちょっダメだってぇ!」

「…大丈夫だよ」

「いやいや、私が大丈夫じゃないって!」

「…俺、もう無理だもん」

「なにが無理?私はこれが無理!」

「止まらないよ…止められない!」

「ちょ!マジで!」

「…無理」

「慶太!」

「…」

「やめてってば!」

「…黙って!!」

慶太は、いつもの慶太では無かった…

私の両手を、慶太は左手で私の頭の上に無理矢理押さえ付けた…私は肩を痛めた。

『痛っ!』

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