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大宮ピンク変

第6章 完結変

俺は大和を、公園で遊ばせていた。

と、大和が遊具(名前分かんねえや)の上から足を滑らせ、転がり落ちた。

俺の腰の高さから。

強かにケツを打ち、地面に倒れたまま火が付いたように泣く大和。

慌てて駆け寄るが、すぐには手を差し伸べない。

「男なんだから泣くんじゃありません」

しかしなかなか泣き止まない。

見ると、足に大きな擦り傷を負って出血している。

ああ、これは痛いわ。

俺は大和の脇の下に手を入れて抱き起した。

四歳児、重っ。

俺は腰を痛めそうになり、膝の上に乗せてベンチに座った。

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