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君模様

第5章 君とあたし


あれから5ヶ月
俺はずっと、あの女の子を探していた。

だが
なんの手がかりもなく…見つけることはできなかった。

もしかしたら、不登校なのか
まさか、退学してしまったのか

俺の中で妄想が広がっていく。

どーもできなかった。




諦めかけた頃だった。
俺たちの学年であるさざ波が起こった。
なんと、隣のクラスの男子が俺のクラスの女子が好きなんだと。
その男子は校内でも有名なイケメン、鷹島壮太。
面識はあった、知り合いでもあった。
壮太はかっこいい容姿で、天然でかわいいキャラ。
でも、やるときはやるいい男。

そんな奴が好きになった女。
高橋ルナ。
ただの女の子。
髪はショートで、いっつも友達といる。
男子とは普通に話せそうだが、俺とは話したことがないであろう。

高橋がいるなんて知らなかった。
俺のクラスにはショートなんていなかったと思ってたが。
入学式にいなかったのか?

どっちにしろ俺には関係ない。
興味ない。他人の恋なんか。
今は俺のこの恋の方が気になる。
このまま一生見つけられずに終わるのか




俺の初恋は



このまま




おわってしまうのか

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