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責められたいの

第10章 あの夏の誘惑 2

仕事のことが
片時も頭から離れないせいなのか…
せっかくもらった若くて可愛らしい
妻の身体にもそれほどの欲は湧かず、
かと言って女を買う気にもならない…
当然自慰に耽るということもなかった。

けれど…モニターの中の妻の痴態に
男は痛いほど勃起するのを感じていた。
社長室という場所も忘れ
ズボンに手をかける…

悔しいが康洋は、兄の自分が
考えも付かないような責めを妻に施す。
そしてそれを嬉々として受け入れている
ように見える妻…

男にも欲が全く無い訳ではなかった。
ただ、男にとって妻は出産の道具であり
性を含めた生活全般の世話係。
妻を悦ばせることなど
今までの自分の発想にはなかった。

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