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嘘でもいいから

第5章 初めてを貴方に

そこで私はまた身体を仰向けにされ…

その人の顔を見た。



…向井さん…?



薄明るいホテルの部屋の中で
上半身裸の向井さんが
私を見下ろしている…


なんで…


いつの間に…?


やっぱりすごくカッコイイ向井さん…
でもその顔は、見たことのない
表情を浮かべていた。


「向井さん…っ?!!」



はっきりと覚醒した私の目に
いきなり飛び込んできたのは

むき出しの私の胸に
むしゃぶりつく向井さんの姿。

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