
地下病棟の秘密
第7章 薬に悩まされ
絢子「先生…お願いです…」
涼「ダメだよ」
絢子「もう無理なの…我慢出来ないの…
だから…」
涼「だけど初めては」
絢子「先生がいい…涼がいいの…だから
お願い…お願いします…」
涼「…」
初めては初体験は大事にしてほしいと
必死に絢子を説得する涼
だけど絢子は
それを聴き入れなかった
いずれ自分も患者と一線を超える日がく
るはず
だけどその前に
その前に初体験は済ませたかった
涼「本当に…僕でいいの?」
絢子「涼がいいの、私きっと涼が好きな
の、だから…」
涼「…ありがとう」
絢子「…」
涼「ありがとう、絢子」
