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祐樹「…」

アリス「綺麗になったでしょう？」

祐樹「う、うんっ」

アリス「フフッ、良かった」

祐樹「…」


お世辞などではなく
アリスは本当に綺麗になっていた
不覚にもドキドキしてしまうほど綺麗な
女性に…


アリス「来て、見せたい物があるの」

祐樹「えっでも」

アリス「大丈夫、どうせ世話の言い合い
だから」

祐樹「あ…」


アリスに連れられ
パーティー会場を抜け出した祐樹
歩く事数分
到着した場所は…


アリス「さっ早く入って」

祐樹「…うんっ」


アリスの部屋だった
一部屋だったがすごく広くて
祐樹が今住んでいる家より倍以上の広さ
があった


祐樹「…」

アリス「祐樹、これ見て」

祐樹「これ」

アリス「頑張ってるでしょう？」


見せられたのは一枚の写真
そこには入院していたのが嘘のように
元気そうに
友達と走っている
アリスの姿が写っていた


祐樹「楽しそう」

アリス「すっごく楽しい」

祐樹「…」