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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第11章 予約優先だから

「痛い‼︎ 」

「両手塞がってんだよ‼︎ 」

そう言って、テキストと教材をその辺に投げ捨てるむぅ。


振り返ったむぅに、蘭の心臓は爆ぜそうになる。


「蘭…」

「…っ…ま、まままま待って‼︎ 」

「待たない」

足は踏み付けられたままで逃げる事が出来ない。

でも…

(無理無理! これ以上は無理!)


「逃げんな」

「ふぇっ⁈ 」

ジタバタと暴れて逃げ出そうとする蘭。

むぅの足が離れ、痛みと重みの拘束から解かれた蘭の身体が、ふわりと包まれた。


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