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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第11章 予約優先だから

納得いかないながらも、両手に荷物を持って、むぅは職員室を出る。

だが、

両手が塞がり、ドアが閉められない。

(ま、いっか)

そのまま歩き出そうとすれば、

「あ、ドア閉めとくよ」

保健室の女性教諭がドアをスッと閉めてくれる。


「あ、どうも」

「いーえ♡」

言いながら、むぅのブレザーの胸ポケットにチョコらしき包みを入れようとする保健室教諭。


「あらま、混み合ってる……」

胸ポケットには既にチョコ1箱が入っており、艶やかな唇を尖らせてみせる。


「あー…何かさっき、すれ違い様に入れられた」

「ふふっ、私はモテ男のイケメン大好きよ♡」

スッと目を細め、胸ポケットへと無理矢理チョコを詰め込む保健教諭。

「……どーも」

大人の色香に靡く事なく立ち去るむぅに、楽しそうに口端を持ち上げていた。


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