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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第11章 予約優先だから

「おはよ」

平然を装い、むぅは蘭に声を掛ける。


「むぅっ⁈ 」

ビクンッと身体を強張らせる蘭。

「な…何だよ?」

あまりの慌て様に、こちらまで慌ててしまう。


「いっ、いえ!何でもごじゃりませぬ」

「は?」


言葉もおかしいが、動きもおかしい。

右手と右足同時に歩き出す蘭。

案の定、足が絡まり前のめりに倒れ込む。


「危ねっ」

言葉より先に手を伸ばしていたむぅは、ガッチリと蘭を抱き止める。


「何やってんだよ? 右足出したら左手出すんだろ?」

呆れた様にそう言って、むぅは蘭の顔を覗き込む。


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