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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第11章 予約優先だから

本気なのか冗談なのか…

いつもより穏やかな和佳の笑みから探ることが出来ない。


「……マジ?」

眉根を寄せて困ったように和佳を見るむぅ。


「マジ……だったよ、この前までは…」

「この前?」

「ははっ、残念ながら義理に降格してますから」

「は?」

そう言い残し颯爽と立ち去る和佳を、むぅは呆然と見送っていた。


─────…っ⁉︎

不意に、殺気を感じて身を翻せば、

ドサッ…
飛び蹴りを躱された裕貴が昇降口の床へと転がる。


「いってぇ‼︎ 」

「あっぶねぇな‼︎ 」

朝の挨拶も飛ばして、2人大声で罵り合う。


「おい、本命ってどういう事だよ⁉︎ 」

起き上がった裕貴が、むぅの胸倉を掴まんばかりの勢いで詰め寄ってくる。


「盗み聞きすんなら最後まで聞けよ。降格したって言ってただろ」


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