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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第11章 予約優先だから

不思議そうな顔をして、蘭は和佳を見上げる。


「むぅの勇気や気持ちを踏みにじった自覚はあるんだよね?」

和佳の言葉に、蘭は顔を歪めてコクリと頷く。


「むぅを傷付けたのも……気付いてる?」

コクン…

「むぅに”なかった事にして”って言われて、悲しかった?」

コクン…

「むぅが……好き?」

コクン…

素直に頷く蘭に、和佳はフッと短く息を吐き出して笑う。


「バレンタインに告白しよ?」

「えっ⁉︎ 」

「私も…蘭と一緒に告白する。ズルズルしてた自分の気持ちにケリをつけるから」


─────こうして、

”バレンタインに告白”するべく、

蘭は、決意と言葉とチョコを固めていった。



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