テキストサイズ

うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第9章 残さず全部飲み干せよ?

「むぅ〜♡」

グラスを持ってバタバタと外へ出て行った蘭が、ニコニコ笑顔で戻ってくる。


「今度は私がむぅのために飲み物作ってあげたよ♡」


どうやらドリンクバーへと行ってきたようだ。

片手に持ったグラスには、毒々しい色の液体が上の方まで並々と注がれていた。


「やめろ、マジで!」

その色に、思わず後退るむぅ。


「むぅのために作ったの♡」

「う……」

こんな時だと言うのに、蘭の満面の笑みにドキッとしてしまう。


「飲んで♡」

「……っ、やだ」

飛沫を上げながら近付けられたグラス。

むぅは思わず顔を反らせる。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ