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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第9章 残さず全部飲み干せよ?

ブ─────ッ‼︎

蘭の口から勢い良く吹き出された液体は、目の前のむぅを掠める。


「あっぶねー」

ギリギリで避けたむぅ。

蘭はグラスを片手にむぅへと詰め寄る。


「何これ、激マズ‼︎ 」

「いろいろ飲みたいかと思って、コーラと烏龍茶とコーヒー混ぜた」

「信じらんない! 自分が飲みなよ!」

「蘭のために作ったんだって…っ⁈ 」


ガシッ…
蘭の左手がむぅの顎を捕まえる。

ずいっと一気に蘭の顔が近付き、ドキンッと心臓が一際大きく鳴れば、むぅは息を飲んで固まった。


その、瞬間……

ゴクッ

口の中へ流し込まれた冷たい液体に、驚いたむぅはそれを喉の奥へと流し込んでいた。


「うぇーっ、マズっ‼︎ 」

「でしょ⁈ 全部飲んで反省しろ」


いつもの調子ではしゃぐ2人を見て、和佳と裕貴は顔を見合わせてクスクスと笑い合っていた。


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