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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第8章 思い切り泣かせてやるよ

「痛ってぇ! バカんなる‼︎ 」

「むぅの石頭〜」

互いにオデコを押さえ、涙目で言い合う。


「〜〜〜悪ぃ…大丈夫?」

額を押さえる左手はそのままに、むぅの右手が蘭のオデコに掛かる前髪を掬い上げた。

恐る恐る手を離す蘭。

赤く腫れてコブになりつつある蘭の額に、むぅの右手が優しく触れた。


「赤くなってる。ごめんな?」

「……っ…大丈夫‼︎ むぅに謝られるとか調子狂う‼︎ 」

蘭の言葉に、フッとむぅの口端が上がる。


「蘭の衣装、ピッタリなの思い付いた」

「……嫌な予感しかしないんだけど」


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