テキストサイズ

うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第8章 思い切り泣かせてやるよ

楽しそうに蘭を見たむぅは、クルリと裕貴を振り返る。

「お化け屋敷なら、ちょっとした迷路になるだろ?」

「あ、確かに…」


そして、

「彼氏と入ればイチャ付けるし、友達脅かすのも一緒に入っても楽しいじゃん?」

最初に面倒臭そうな素振りを見せた女子生徒に笑みを向けるむぅ。

その満面の笑みに、女子生徒たちは顔を赤らめて頷く。


「オカルトマニアがいるなら本格的なの出来そうだし、そうすりゃ大盛況じゃん?」

元々やる気満々だった生徒たちは、むぅの言葉に首を縦に大きく振って、ウンウンと頷いている。


「ダンボールとかスーパーでもらってきて壁とか作ってさ…」

「暗幕は借りれるリストに入ってたかも! すぐ確認してくる」

クラスの雰囲気が、もう既に”お化け屋敷”へと傾いている。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ