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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第7章 お前のフォローは俺がしてやる

帰宅した2人を待っていたのは、音羽だ。

いつもはクールな音羽が珍しく大興奮している。

捲し立てるように、むぅを家へと引き入れる音羽。

「むぅ、カッコ良かったぁ♡」

を連発している。

普段、妹のように可愛がっている音羽にそう言われて、むぅが嬉しくない訳が無い。


「借り物競争のお姫様抱っこ、めっちゃ妬けたんだけど〜」

唇を尖らせて音羽が言えば、

「じゃあ、音羽にもやってやる」

と、むぅは音羽を軽々とお姫様抱っこしてみせる。


「きゃあ〜♡」

先ほどの自分のように、

むぅの首に腕を回し、その胸に顔を埋めて歓声を上げる妹に、

蘭は弾かれたように駆け寄った。


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