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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第7章 お前のフォローは俺がしてやる

心臓は、これ以上速くは打てないと悲鳴を上げる。

火照った顔だけじゃなく、身体全部が熱い。


(どうしよう…抱き着きたい…っ‼︎ )

羨望の視線の中、好きな人の腕に抱かれて走る優越感…

今だけでも、この腕を自分のものにしたい独占欲…


「こっ…怖い‼︎ 」

こう言えば、

「ならしがみ付いてろ」

そう返してくれると分かっていた。


ギュッ…
蘭は、むぅの首に腕を回し、その胸に顔を埋める。


(どうしよう、すごい幸せ! このまま時間が止まればいいのに‼︎ )

捨てたいとまで思っていた”好き”の気持ちが膨らんでいく。


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