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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第7章 お前のフォローは俺がしてやる

ザワザワと浮き足立つ教室内。

体育祭は、1人最低2種目は強制的に参加しなければいけない。


「蘭、他の奴の迷惑にならないように玉入れにしろ」

黒板に書き出された選択種目。

その、玉入れの場所に蘭の名前を勝手に書くむぅ。

「うん。玉入れなら私でもやれそうだね」

実際、蘭も玉入れ出場を狙っていたから大助かりだ。


「後はね、障害物リレーにしようかと…」

「はぁ⁈ 障害物? 自転車とか竹馬に乗らなきゃなんだぞ?」

「う……」


歩行者より遅い蘭の自転車。

竹馬なんて尚更乗れっこない。


「どうしよう……」

ドンドン埋まっていく人気競技。

蘭は黒板を眺めながら、ため息を吐き出した。


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