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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第7章 お前のフォローは俺がしてやる

教室に戻れば、二学期の一大イベントの一つ『体育祭』の種目決めが始まった。


「さっきの体育の結果で、タイムの速かった10人がクラス対抗リレーの選手に選ばれたからな」

担任の言葉に、不意打ちを喰らったクラスメイトからブーイングが上がる。


「げー…ジュース賭けてたから本気で走った……」

むぅを含む男子たちは、足の速い順に愚痴を零した。


「一番速かったむぅが、このクラスのアンカーだ」

担任の言葉に、

「マジで⁈ 面倒臭ぇ‼︎ 」

項垂れるむぅ。
それをからかう周りの男子。

女子からは再び歓声が上がった。


「むぅがアンカーだって! 楽しみだね!」

嬉しそうに笑う和佳に、蘭は複雑な気持ちで頷いた。


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