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絶対振り向かせる!

第3章 ~海~



しばらく三人で日陰にいると、北野と由実がこちらに来た


「おい、大丈夫かよ」


北野が言った



由実も心配そうな顔をしている



すると遼ちゃんが、美波ちゃんが溺れたことを説明した



すると由実は真剣そうな顔をして口を開いた


「今日はご飯食べて帰る?」


今日は、、、



その方がいいかも



美波ちゃんもあんなになっちゃったし



すると美波ちゃんは上半身を起こした



「やめて、

私のせいでそんなことになるなんて


嫌だよ」



美波ちゃんが真剣な眼差しで言った



「で、でも、、、」


私が言おうとした瞬間


「私が耐えられないの

私のせいでみんながこんなことになるなんてやなの


私はここで寝てるから、みんなは遊んでていいよ」


美波ちゃんが大声で言った



そんな、、、



私のせいなのに、、、




「わかった、

でも俺は美波のそばについてる



美波が溺れたのは俺の不注意が原因だから」



遼ちゃん、、、



やっぱ遼ちゃんは優しいな、、、



「ほんとにいいの?

美波」


由実が心配そうに質問した



「うん、

西野くんがついててくれるなら安心だし」


美波ちゃんは頬を赤らめながら言った



うん、遼ちゃんがいるなら大丈夫



にしても、美波ちゃんいーなー



ずっと二人きりなんて、、、



あ、私ったら、、、


不謹慎なことを考えてしまった、、、




美波ちゃんは好きでこうなった訳じゃないのに、、、








それから私たち五人はご飯を食べた


海に来てから相当時間がたっていたのでかなりお腹が減っていた



しかも、本気で泳いで疲れたなあ、、、



食べ終わると3時になっていた


そして、私、北野、由実と遼ちゃん、美波ちゃんに別れた



「ビーチバレーやろうぜ」



北野が提案した



はあ、、、



さすがに今度は二人と別れるわけにはいかないよなあ



「うん!やろやろ」


由実も北野の提案にノリノリだ




「そ、そっか、、、」





私は渋々返事をした


「じゃ、行くぞ」

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