
絶対振り向かせる!
第3章 ~海~
すると遼ちゃんは顔をあげた
あ、遼ちゃん髪が濡れてる
なんか色気あるな
「お前の泳ぎすごい迫力だな
水すごい舞ってるぞ」
遼ちゃんは笑いながら言った
「え、そんなことないもん
かわいい泳ぎでしょ?」
「かわいくはないだろ
あの泳ぎは笑」
「も、もう
遼ちゃんでもそんなこと言ったら
私怒っちゃうぞ」
そして私は遼ちゃんに水をかけた
バシャッ
「おい、やったな、、、
こうなったら俺も手加減しねえよ」
バシャッバシャッ
遼ちゃんに水をかけられた
もうっ
仕返し!
バシャッバシャッ
私は負けじと水をかけ返した
すると遼ちゃんもかけ返し
私たちは水をかけあっていた
バシャバシャバシャバシャ
あれ、、、
これちょっと、、、
恋人っぽくない?
遼ちゃんの笑顔が光っている
きれいだなあ
もっとこうしてたい、、、
すると、少し離れた所からバシャバシャと水の音が聞こえてきた
「ん、、助けて、、、」
音のした方を見ると、美波ちゃんが溺れていた
あ、、、美波ちゃん、、、
私は美波ちゃんの方へ向かおうとした
「待て、、、
お前はここにいろ
俺が助けるから」
遼ちゃんはすごく真剣な眼差しをしていた
「う、うん
わかった」
そして遼ちゃんがすごい勢いで美波ちゃんの方へ向かった
美波ちゃん、、、
大丈夫かな
待って、、、
これ、私のせいだ、、、
私がずっと遼ちゃんといたから、、、
美波ちゃん、、、
ごめん、
私ったらなにしてんの、、、
