
『好き』の重さ
第7章 心変わり!?
10Fの部屋へ向かうエレベーターの中で唇を合わせ…貪るように奪い合っていた。
静かな館内、課長は部屋に付く頃にはスラックスのベルトを緩め、私はブラウスのボタンを全部外して片手で合わせ持ち、部屋には入るなり灯りも点けずに裸でベッドへなだれ込んだ。
一刻の猶予も無いみたいに急いている二人だった―
「あぁ…っ…
愛してる。
ずっと待ってたんだ…
早く君をこの手で抱きたくて…」
「体だけが目的なんて…
嫌です…」
言葉では拒んでも体は疼いていて…
自分でも…
濡れているのがハッキリと解る程で…
「信じて欲しい!
心から君を大事に思ってる…
君を彼から奪いたい位に!」
その言葉は甘美で…
甘い果実のように私の心を溶かした――――
食べてはいけない…
禁断の甘い果実だったのに…
静かな館内、課長は部屋に付く頃にはスラックスのベルトを緩め、私はブラウスのボタンを全部外して片手で合わせ持ち、部屋には入るなり灯りも点けずに裸でベッドへなだれ込んだ。
一刻の猶予も無いみたいに急いている二人だった―
「あぁ…っ…
愛してる。
ずっと待ってたんだ…
早く君をこの手で抱きたくて…」
「体だけが目的なんて…
嫌です…」
言葉では拒んでも体は疼いていて…
自分でも…
濡れているのがハッキリと解る程で…
「信じて欲しい!
心から君を大事に思ってる…
君を彼から奪いたい位に!」
その言葉は甘美で…
甘い果実のように私の心を溶かした――――
食べてはいけない…
禁断の甘い果実だったのに…
