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『好き』の重さ

第7章 心変わり!?

少しの時間呑んでから店を出た。


歩きながら課長は、小さな包みを取り出した。


「星川さんには感謝してる。
これは、ほんの気持ちだから何も言わずに受け取って貰いたいんだ。」


薄い長方形の箱が、シルバーの包み紙で包まれ真っ赤なリボンが掛けられている。


「これって…!?」


「開けてみて!」


促されて包みを開けた――

蓋の付いた箱を開ける…


「……っ!
こんな高価な物…」


箱の中には、ネックレスが入っていた。


薄暗い路地の細やかな明かりの中でもキラキラと輝きを放っている。


「課長…頂けません!」


「あ……ごめん!
好きなデザインじゃなかった?
それとも、彼に悪いかな…」


慌てて視線を反らして頭を掻いている



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