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『好き』の重さ

第7章 心変わり!?

カウンターのいつもの席に座っていた課長が、私を見つけて手を振った。


「いらっしゃいませ」


女将の艶っぽい声が私を迎えた。


「こんばんは、その節はご馳走さまでした」


「ふふっ、課長さんがお待ちかねでしたのよ。
何度も入り口の方を振り向いて。
ね!課長さん!」


「ち、違うよ!
何度もなんて…」


大分飲んだのか高揚した顔をしていた。


生ビールの私と冷酒のグラスを手にしていた課長


「課長、お疲れ様でした!」
「星川さん、ご苦労様でした!」


二人で乾杯をした。



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