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『好き』の重さ

第15章 好きの重さ

そんな時同期の香織に声を掛けられた。


「私達、つきあってみる?」

彼女は社内でも人気の美人。
同い年にも関わらず、積極的にぐいぐいと僕をリードしてくれた


僕はいつしか、年上の様な強さを持つ香織に何も言えなくなっていた


すべて仰せのままに…


愛情が在ったわけでも無いのに、美しい彼女と付き合い羨望の眼差しをうける事が快感だった。


何より、殆んど何でも決めてくれる彼女に母を感じていたのかも知れない…



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