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一度だけ抱いて~花は蝶に誘われてひらく~

第4章 【残り菊~小紅と碧天~】 流星

 年の頃は二十七、八、渋皮の剝けた良い女で、いかにも男好きしそうな色っぽい中年増である。大きくひらいた胸許からは女が動く度に豊満な胸乳が見え隠れして、女の小紅でも思わずドキリとしてしまう。仕種の一つ一つ、視線を動かすのでさえ色香を振りまいているのではと思うほど仇っぽい。

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