テキストサイズ

♡*:。.rena's world story.。:*♡

第31章 ♥隠れて甘いkissをして/propose1

…………………………………………
…………………………
……………



走ってきたメイン通りを、再び戻る形で


駅までの道を2人で進んでいく。


夜の10時になろうとしていて、冷たい風が吹き抜けるけど


繋がれたままの先輩の手から、温もりがじんわりと伝わってくる。


隣りをゆっくりと歩く先輩を見上げて、あたしは口を開いた。


「……先輩……
ありがとうございました……」

「……いや……そっちに向かう途中だったけど
偶然見つけられて、間に合って本当に良かった」



先輩は前を向いたまま、あたしの手をぎゅっと握る。



「飲んでる店を聞いてたのが正解だったな。
……腕、痛くねぇ?」

「全然大丈夫です!
先輩、めちゃくちゃカッコ良かった♡」



先輩の手をもっと強く握り返すと


先輩はふっと笑ってくれた。


~~~もうっ、スキップしたいくらいだよ♪


嬉しくて、ほんと幸せ♡

ストーリーメニュー

TOPTOPへ