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☪ฺ*:.｡.side 由宇.｡.:*･


「……はぁ……
やっぱり思った通り………」



夕陽が落ちて、キャンドルライトがムード良く揺れる中で


完全に酔っぱらった私の家族が、大爆笑しながら周りに絡んでいる。


笑い上戸のこの人達は、お酒が入ると歌ったり踊ったりして


そのくせ次の日になったら記憶を一切無くすという、タチの悪さが共通してる。




七瀬隼人の結婚式ということで、万全な態勢が必要とはいえ


ゲストが７人しかいないのに、式場の関係者は何十人といて


私の家族・アンジー、立花と香ちゃんと勢揃いした酒豪達


彼らの陽気さと、その誘いに乗り


もはや誰がゲストで、誰がキャストなのかも分からないくらい


いつの間にか、大宴会場みたいな空気になっていた。



「…………」



……あのー、皆さん……


ここは、ハワイで


サンセットビーチに面した、とっても有名で素敵な場所なんです。


立花とよく行く、居酒屋みたいな雰囲気にしないでほしいんですけど………


……トホホ………