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第29章 ♥隠れて甘いkissをして/立花と香

面白そうに思い出し笑いをする先輩を、唖然と見つめる。


事の真相と、今夜の飲み会の趣旨については


帰り道、シゲさんに聞いたから大体の状況は分かるけど


き、煌びやかすぎて……///


どんな光景が広がっていたのか想像できないよ……



「香、アンジーからメール入ってない?」

「えっ?」

「車を降りた時、今送信したから熟読させなさいヨって言われたんだけど」



俺は見るなって釘を刺されたと、ネクタイを緩める先輩にそう言われて


慌ててバッグの中から携帯を取り出す。


先輩の言う通り、5分前にアンジーさんから新着メールが届いていた。



その内容は………




『Dear.香


会食は立派に務めあげたから、良しとするケド

直前まで、ガキが駄々をこねるようにギャーギャーギャーギャー酷かったんだからネ!!

行きたくない~帰りたい~って

アタシは完全にバカ三兄弟の母親な気分だったわヨ!!』



………ププッ


その文面からアンジーさんの悲鳴が聞こえてきそうで、思わず吹き出してしまった。

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