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闇の王と光の騎士

第18章 暗部街の決闘

すまいるがこの国を統一して統治してから二十年。

全ては変わってしまった。

まだ子供だったももはも若かりし日のすまいるの勇姿に感動したことを覚えている。

統一前のこの地は小国が乱立し、争いが絶えなかった。

戦争で命を落とした兵士の死体は至るところにあり、腐敗し、悪臭が漂っていたことを覚えている。

そんな混乱の中、奸雄すまいるは現れた。

圧倒的な強さと統率力で荒れ果てたこの世界を統治したのだった。

それ以降ももははすまいるのような勇敢な戦士になることを夢見てきた。

すまいるはももはの憧れそのものだった。


しかし、全ては変わってしまった。

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