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闇の王と光の騎士

第16章 闇の王の粛清

「そんなっ!? 話が違いますっ!!」

まあやは大きな目を更に大きく見開いていた。

「仕方あるまい……この大戦で多くの魔導師も死んだ。早急な建て直しが必要なのだ」

魔導アカデミーの校長はにべもなく伝える。

「しかし私は暴徒鎮圧と魔族討伐をする任務だったはず!! それが終わった今、自由の身じゃないんですか!!」

「くどいぞ。王の命令だ。これからお前にはこのアカデミーで教官になってもらう」

「そんなっ……」

北限の村の人たちの顔を思い浮かべ、まあやは脱力する。

「そんな顔するな。安心しろ。お前が裏切らない限り北限の村への援助は継続する」

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