テキストサイズ

闇の王と光の騎士

第11章 戦慄の国内浄化作戦

教祖が一瞬で殺された教徒たちは唖然とし、静寂が訪れる。

しかし次の瞬間----

ゆっくりと拍手が始まる。
その拍手はすぐに広まり、教会内を揺るがすほどの喝采になる。

「な、にっ……」

さすがの櫻啼もこれは予定外の展開であった。

「教祖様の魂が悪魔に宿った!!」
「教祖様の真のお姿だ!!」
「時代が生まれ変わる!!」

教徒たちはそれぞれの解釈で櫻啼を降臨と教祖の死を祝った。

一人として恐れるものなどいない。

しかしそれも仕方のないことだ。
ここは悪魔を崇拝する教団なのだから。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ