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dolce

第1章 アイツが戻ってきた、、、

合奏が終わると赤城がこっちを向いてドヤ顔をしていた


でもいきなり表情が切り替わった


大きく目を見開いて動揺している


ん?


どーしたのかな





「おまえ、、、

なんで泣いてんの?」



「へ?」


泣いてる、、、?


私は急いで自分の頬に手をあてた


すると手にひやっとした感触がした


涙、、、?


え、泣いてる?



なんと私は無意識に泣いていたのだ



赤城も唖然としていた



「音楽に感動したから、、、?」


私は呟いた


やっぱりそうだ


私、赤城の音楽に感動したんだ


だから泣いたんだ



これ以上赤城を調子に乗らせるのもどうかと思ったが、私は拍手をした


赤城の音楽に対しての拍手だ

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