
dolce
第1章 アイツが戻ってきた、、、
「わかったよ、
たりーなー」
「、、、、」
ふー、良かったー
う、、、
なんかトイレ行きたくなってきた
すると、赤城は金ピカでストラップのじゃらじゃらした楽器ケースからオーボエの部品を取り出して組み立て始めた
そして、組み立て終わった
「よし、じゃ行くか」
早っ、時間稼ぎしないと!
「ちょっと待った」
「あ?」
「音出しもして」
「っち」
赤城は私を睨んで舌打ちをした
うっ、、、
あー、トイレ我慢できないー
「ちょっとトイレ行ってくる
あ、あたしが戻ってくるまでホールに入っちゃダメだよ」
「はいはい」
赤城は面倒そうな表情を浮かべた
