
dolce
第1章 アイツが戻ってきた、、、
「そうゆうことだ
じゃ、ホールに戻るぞ」
そう言った赤城はホールの扉の方へ歩き出した
「っちょっ、待って!」
私は急いで引き止めた
「あ?
まだなんかあんのかよ」
「そーじゃなくて!
さっきも言ったけど、これから定演なの!
入るなら後日にしてよね
それと、赤城って吹奏楽初心者?」
あれだけ空手にこだわってたんだ、吹奏楽は多分やったことないだろう
大体、赤城が吹奏楽やりたいって言うこと事態が不思議だ
「は?
初心者じゃねーよ!経験者だ」
「え、、、
赤城が?
経験者?」
「そーだよ!
何度も言わせんな」
うっわー、すごいイライラしてる
「じゃあ、何の楽器の経験者?」
「オーボエ」
「ふーん、オーボエ
オーボエかー
ん、、、
うっそ!オーボエ?
今ちょうどオーボエいなかったんだよ」
「だろ?
今日の定演も出てやるよ
良かったな」
はいー?
今日の定演に出るー?
