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とあるホストの裏事情・完

第1章 危ないホストクラブ

「ここだ」

「おう・・・」

俺が入ろうと、ドアノブに手をかけると

俺の手の上から将悟の大きな手が優しく包んだ。


「っ・・・」

将悟は俺のすぐ後ろで密着している。

「っんだよ・・・」

「この部屋の中の光景に、びっくりすんなよ・・・?」

将悟の低音ボイスが俺の耳元で響く。

「っ・・・わぁったよっ 手ぇ離せ!」

将悟がパッと手を離した。

―ドキン・・・ドキン・・・

胸の鼓動が早くなった・・・気がしただけ。

なんなんだよ・・・



ガチャッ


俺は勢いよく扉を開けた。


「ここでは何をす・・・はっ?!え、ちょちょちょ、何して・・・えっ?!」

俺は目の前の光景にびっくりしていた。そして後退りをしていると、後ろの将悟にぶつかった。

「びっくりするなって言ったじゃん・・・」

「いや!これはびっくりするでしょ!何なんだよお前ら!」

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