
とあるホストの裏事情・完
第34章 新婚(!?)旅行
秋になって、俺たちは色々考えた末
旅行に行くことになった。
はじめての二人きりの旅行に
俺はテンションMAXで計画を立てていたのに…………
「うっわー!めっちゃいいところじゃないですかー!!」
「よくこんな旅館とれたな。さっすが将悟」
「やばい!!なぁ将悟!!すごいよ!」
「はぁ………」
なんでこのお邪魔虫(氷悠と遥)がのこのこと着いてきているかというと。
めちゃくちゃはしゃいでる俺の奥さんのせいである。
『なぁ研斗、この旅館よくね?ちょっと広いけど景色いいし』
『マジだ、めっちゃ広いじゃん。あ、だったらさ!!氷悠と遥も一緒に連れて行こうぜ!』
『っはあ!?お前なあ、二人っきりで旅行するっつっただろーがよ!ふざけんな!』
『そんなのいつも一緒にいるんだからいいだろーよ!いいじゃん、日頃の感謝を込めて連れて行けばさあ!!』
ということで、半ば強引に連れてくることになってしまったこの二人。
そんなこんなで俺の機嫌はMAX下がっている。
マジでふざけんなよ……?
俺の手にかかればこの2人の前でヤッてやることだってできんだよ…!
見せびらかしてやろーか、あ゙ぁ!?
「ちょっとちょっと将悟さん!せっかくの旅行なのに顔がこわいですー」
「うわっは、マジじゃん。般若みたい、般若」
「るせーんだよお前ら…誰のお陰でこんないいとこ泊まらせてもらってると思ってんだよ… ていうかお前ら俺たちとの絡み多くない!?なんなん!?」
「知らねーよ!そんなの作者に言え作者に!!」(ごめんネッ☆ byりゃ○こ)
