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とあるホストの裏事情・完

第33章 将悟の憂鬱










◇◆◇◆◇◆







「あのさーぁ、なんでさーぁ?こーんなに酒はおいしいんだーぁ??」


「研斗、調子乗りすぎ」


「いひひひひー」



今日は氷悠と研斗と俺で飲むことになった。



ほんの30分前くらいから飲み始めたんだけど


研斗はもう有頂天だ。



「まぁでも、研斗はこれだからいいんだもんな?」


「甘やかしすぎだろ。普段どんな教育してんだよ」


「ひゆうはお堅いなぁ。もっと楽しんでよーぉ!」


「そーだそーだ」


「るせぇな、誘ったの俺なんだから楽しまなきゃどーするって話だよ」



研斗は俺の腰に手を回して
抱きつくようにして横たわっている。


こういう態度を見ると
思いっきりキスしたいなぁ、って思う。


手の中に納めておきたい。


「研斗寝るなよ?」


「んー…寝ないよーー!!」


「あーもう、今日ペース早いって研斗。将悟、もう研斗にビール出すな」

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