
とあるホストの裏事情・完
第33章 将悟の憂鬱
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「あのさーぁ、なんでさーぁ?こーんなに酒はおいしいんだーぁ??」
「研斗、調子乗りすぎ」
「いひひひひー」
今日は氷悠と研斗と俺で飲むことになった。
ほんの30分前くらいから飲み始めたんだけど
研斗はもう有頂天だ。
「まぁでも、研斗はこれだからいいんだもんな?」
「甘やかしすぎだろ。普段どんな教育してんだよ」
「ひゆうはお堅いなぁ。もっと楽しんでよーぉ!」
「そーだそーだ」
「るせぇな、誘ったの俺なんだから楽しまなきゃどーするって話だよ」
研斗は俺の腰に手を回して
抱きつくようにして横たわっている。
こういう態度を見ると
思いっきりキスしたいなぁ、って思う。
手の中に納めておきたい。
「研斗寝るなよ?」
「んー…寝ないよーー!!」
「あーもう、今日ペース早いって研斗。将悟、もう研斗にビール出すな」
