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とあるホストの裏事情・完

第32章 大丈夫



◇◆◇◆◇◆


今日は誠也さんのシフトの日じゃなかったから

俺と遥と将悟と託麻と建志だけで

3次会を開催して飲みにいった。


遥はまだ19だからノンアルコールのカシスオレンジばっかり飲んでる。


俺はというと……


「ちょ、マジで飲みすぎだって、もうやめろよ」

「なぁ~んでだよぉ。 遥のお祝いだぞコノヤロー」

「本人より楽しんでどーすんだよコノヤロー」

「あ、真似した。あっはは、ははっ」

「あーもーめんどくせぇ! おい将悟早く連れて帰れよ」

「おー、もーそろそろやべーから連れて帰るわ」

「研斗さん酔うとこんなになるんですね… 知らなかった」

「な、めんどくせぇだろ? っておい建志、起きろよ」

「んあーもうちょい…」

「お前のもーちょいは長ぇんだよ」

と、言いつつも待ってあげる託麻って

意外と優しいかもしれない。

「じゃ、悪ぃけど先帰るわ。 おつかれっしたー。遥バイバイ」

「ありがとーございましたー!僕も氷悠呼んで帰りますね!」

「おっけー、じゃ俺らも帰るわ。 よしっ、解散!!」

結局ただの飲み会になったけど

別に楽しかったからいーや。

あー眠たい。


帰ったら将悟のベッドでね~よぉっと。


なんてことを考えてたら

いつの間にか俺は眠りについてた…と思う。

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