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とあるホストの裏事情・完

第29章 氷悠 × 遥

……これ以上考えるのはやめよう。
遥のことで頭がいっぱいだ。


確か、今日は女が来ると言っていた。
ここに残るか、家に帰るか。
選択肢は2つだけど、そんなのあってないようなもんだ。


ソファーに腰かけて、スマホを取り出す。
ロック画面に映し出されたのは
たくさんの通知だ。


着信履歴を見るのが恐ろしい。
メッセージもだ。

恐る恐る開くと、やっぱり女から来ていた。
違う女の名前もチラチラ見えるけど
今日ヤる予定だったホノカの名前が圧倒的に多い。




そのメッセージなどに返信する気もなく
そのままソファーに寝転がった。



やっぱり遥の匂いが強くて
どうにかなりそうだ。

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