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BL~中編・長編集2~

第1章 ~天使がくれた奇跡~

「あー疲れたー。」

「お帰り。」

「お疲れ。」

ちなみに、この人も相変わらず。

でも、椿のことを本当に愛してるけどね。
っていうか、もし遊び半分とか本気じゃなかったら、僕がこの人のこと地獄に叩き落とすけど。

「二人とも手洗ってきなさい。 ご飯にするから。」

「「はーい!!」」

ほんとの兄弟みたいだな。

洗面所に向かう二人の背中を見て、そんなことを思った。

「血の繋がらない兄弟か・・・」

なんか、いい小説になりそう。

「ご飯~ご飯~。」

「お腹空いた~!!」

手を洗った二人が、仲良く戻ってきた。

「じゃあ、ご飯にしましょうか。」

「「いただきまーす!!」」

「「いただきます。」」

テーブルに腰をかけ、六人で食卓を囲む。

これが、何よりの幸せ。

「ほら、そんなに慌てて食べないの。 ご飯粒付いてるよ。」

楓のほっぺに付いたご飯粒を取って、そのまま自分で食べる。

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