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BL~中編・長編集2~

第1章 ~天使がくれた奇跡~

「なぁ、梓。」

「なに?」

映画を観終わって、少し遅いお昼ご飯。

ご飯代も、原本君が出してくれた。

さすがに、こんなに奢ってもらっては悪い気がする。

「欲しい物ないのか?」

「欲しい物?」

急になんだろう?

「ほら、誕生日プレゼント。」

「・・・・」

少し驚いた。

「そんな・・・別にいいよ。 チケット代もお昼ご飯代も出してもらったし・・・」

「遠慮すんなよ。 プレゼントくらいさせろって。」

「・・・」

とは言っても・・・欲しい物なんて特にないし・・・

明日・・・死ぬんだから・・・・

「特に・・・なにも・・・」

「じゃ、いろいろ見て回ろうぜ。 欲しい物が見つかるかもしれないし。」

「・・・うん。」

近くのショッピングセンターに入り、二人で色々見て回る。

ん~・・・欲しい物・・・か・・・・・

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